P-20 登山家
2015-07-20
息子よ!娘よ!孫達よ!!
人はみな登山家。
山の頂に幸福があると信じて、それぞれに山を登り始める。一番最初に山頂にたどりついた登山家だけが一番幸せに成れると言う事もないのに。人間は皆脇目も振らず我先にと頂上に急ぐ。二番目でも三番目でも、登山家の数だけ幸福はあるのに。真っ先に山頂にたどり着いた登山家より山腹にいるあなたの方が幸福かも知れない。山頂にいる登山家は休む事も、迷う事も無く全力を使い果たし一番登頂を果たした。登頂を果たした登山家にはもはや目的は無いまして見る夢も・・・。後は下山するのみである。その頃山頂を見失ったあなたは横道にそれ迷い込んだ細道で美しい山の花を見つけるかも知れない。もし傷ついたり疲れて倒れていたら、手を差し伸べてくれる登山家に出会うかも知れない。もしそんな登山家に出会ったらその登山家の言葉に耳を傾けなさい。あなた、この険しい山だけに山頂はあるんじゃないよ、あの山にも、向こうの山にも頂はあるんだよ。あなたが登ろうとしている山も、あなたがあこがれてきた登山家も、あなたが求めている本物では無いんじゃない。まず、
あなたの登りたい本物の山を見つける事。
そしてあなたに似合う本当の登山家を見つける事。
それを見つけた時初めて、山頂に上りつめた後も、
まだまだ続く人生登山の幸福の道は開けるだろう。